ディスクブレーキ
ディスクブレーキとは、制動装置の一種で、車輪とともに回転するローター(金属の円盤)をブレーキパッドで押さえつけることで摩擦力を発生し、運動エネルギーを熱エネルギーに変換して制動する仕組みです。
バイクには油圧式ブレーキが多く使用されており、油圧式ブレーキレバーやペダルを操作することで、ブレーキフルード(ブレーキオイル)に圧力が伝わり、キャリパーピストンに圧力がかかり、ブレーキパッドを押し出し、ディスクローターを挟み込むことでブレーキがかかります。
マスターシリンダー
タンク一体式
タンク別体式
ブレーキマスターシリンダーとは
ブレーキマスターシリンダーとは、油圧式のディスクブレーキのレバーやペダルの操作によりピストンを動かし油圧を送る装置です。
マスターシリンダーの種類は大きく分けて二つになります。
- タンク一体式: タンクが一体になったもの
- タンク別体式: タンクが別体になったもの
タンク一体式はマスターシリンダーにブレーキフルードを入れるタンクが一体化している
タンク別体式はマスターシリンダーと別にブレーキフルードを入れるタンクが別にありホースで繋いでます。
ブレーキレバーやペダルを操作するとピストンを動かしブレーキフルードを押し出す役目をしています。
ピストンの周りにオイルシールがありオイルシールがあることにより圧力が逃げないようにや漏れを防ぐようなことを行なっています。
ブレーキホース
ブレーキホース
ブレーキホースとは
ブレーキホースはマスターシリンダーとキャリパーの間にある、ブレーキフルードが流れるためのホースになります。
ブレーキホースの種類は大きく分けて二つあります。
- ノーマルホース
- メッシュホース
ノーマルホースはよく純正に使用されているゴム製のホースになります。
マスターシリンダーを操作するとゴムホースの中のオイルがキャリパー側に押されます。
メッシュホースノーマルホースの外側にステンレス製のアウターが巻かれておりホースの膨張を抑えているイメージがわかりやすいと思います。
ブレーキ系のチューニングなどに使用することが多いです。
キャリパー
ブレーキキャリパー
ブレーキキャリパーとは
ブレーキキャリパーは、ホイールとともに回転しているディスクローターを挟み込むブレーキパッドが取り付けられている装置のことです。
ブレーキホースの圧力を受けてキャリパーピストンを押し出すことによりブレーキパッドを動かしディスクローターを挟むことによりブレーキ操作を行なっております。
- 1POT: キャリパーピストンが片側に1個
- 2POT: キャリパーピストンが片側に2個
- 4POT: キャリパーピストンが対抗に2個、合計4個
- 6POT: キャリパーピストンが対抗に3個、合計6個
上記の種類が一般的なものです。
ディスクローター
ディスクローター
ブレーキディスクローターとは
ディスクローターは、ホイールにボルトで固定されておりホイールの回転と同じ回転をします。
その回転をキャリパー内のブレーキパッドで挟み込む事でブレーキが効く仕組みになっています。
- シングルディスク: ホイールの左右のどちらかにデスクローターが一枚ついている
- ダブルディスク: ホイールの左右に一枚すつデスクローターがついている
主に上記のどちらかの仕様になっています。